牛乳は体に悪いと言われる科学的根拠は?【飲まない方がいい人の特徴】
「最近、牛乳は体に悪いって聞くことがあるけど本当かな?」
「牛乳が悪いと言われる理由や飲まない方がいい人の特徴が知りたい」
健康意識が高まるにつれて、食品に対する意識も変わってきました。
牛乳もその1つで、以前は健康のために飲むべきものとされていましたが、最近は「体に悪い」といった情報も増えています。牛乳が健康によいと言われる一方で、体に悪いと言われるのはなぜでしょうか。
本記事では、牛乳が体に悪いと言われる理由や、飲まない方がいい人の特徴について紹介します。
牛乳は体に悪い?3つのメリット
体に悪いと噂される牛乳ですが、以下のようなメリットがあるのも事実です。
- 人間に必要な栄養素が摂れる
- タンパク源として優秀
- バリエーションが豊富
人間に必要な栄養素が摂れる
牛乳には、人間に必要な栄養がバランスよく含まれています。
- カルシウム
- ビタミンB郡
- ビタミンD
- マグネシウム
- トリプトファン
上記のような成分が摂れるため、栄養源としてとても優秀と言えます。
タンパク源として優秀
栄養豊富な牛乳はタンパク質源としても優秀です。
牛乳には250mlあたり8.3gほどのタンパク質が含まれています。牛乳に含まれるタンパク質は、アミノ酸のバランスがよく筋肉の構成や修復に必要な要素をカバーできるのもメリットです。
フィットネスやスポーツなど、体に負荷をかける機会が多い人にとって、牛乳は価値の高い飲み物と言えるでしょう。
バリエーションが豊富
牛乳は無調整、調整、低脂肪、無脂肪の4種類があり、さまざまなメーカーから販売されているため選択肢が豊富です。
好みの味の牛乳を見つけやすく、スーパーやコンビニでも入手しやすいメリットがあります。また、非常にメジャーな飲み物のため、販売価格が安いのも魅力です。特定の栄養が強化されている牛乳もたくさんあるので、自分に合ったものを見つけやすいでしょう。
牛乳が体に悪いと言われている理由とは
ここでは、牛乳が体に悪いと言われる理由について見ていきましょう。
- 乳糖不耐症
- 乳製品アレルギー
- がんの発症
乳糖不耐症
牛乳が体に悪いと言われる理由の1つが乳糖不耐症です。
乳糖不耐症とは、牛乳に含まれる乳糖を分解するためのラクターゼという酵素が不足していることが原因で、消化不良や腹痛、下痢などを引き起こす症状のことを言います。日本人の3人に2人が乳糖不耐症と言われているため、牛乳を飲むとお腹を下してしまう人は注意が必要です。
乳糖不耐症の人が多いことから「牛乳=お腹を壊す=体に悪い」といったイメージが定着したとも予想できます。
乳製品アレルギー
乳糖不耐症だけでなく、乳製品アレルギーが理由で体に悪いと言われているケースもあるでしょう。
乳製品アレルギーは、牛乳に含まれる特定のタンパク質に対して、体が免疫反応を起こす症状のことです。アレルギー反応が出ると、発疹や痒み、吐き気などの症状が引き起こされることがあります。
重症の場合、アナフィラキシーに発展するケースもあるので甘くみてはいけません。
乳製品に対してアレルギー反応がある人は、牛乳の摂取を控えた方がよいでしょう。
がんの発症
「牛乳を飲むとがんになる」といった情報もあり、これが原因で体に悪いイメージがついた可能性もあります。
一部の研究では「牛乳に含まれる飽和脂肪酸が原因で前立腺がんや乳がんを発症する」といったものもあります。健康目的で牛乳を飲んでいた方からすると、ショックな情報だったため、広まりやすかったのも理解できるところです。
しかし、実際は科学的根拠があるわけではないため、真実として真に受けるのはよくないでしょう。
「牛乳が体に悪い」という科学的根拠はほとんどない
体に悪いといった情報もある牛乳ですが、上でも述べた通り科学的根拠はほとんどありません。
なぜなら、牛乳にはさまざまな種類があり、飲む人の体質や摂取量も異なります。各人の健康への影響が大きく異なるため、一概に体に悪いとは言えないのです。
ただし、牛乳を含むどんなものでも、過剰に摂取すれば体に悪影響が出るでしょう。
例えば「牛乳は体にいい」と聞いて、大量に飲んでしまうとお腹を壊す原因になります。
このように適切な量をオーバーすれば、牛乳が体に悪い影響を及ぼす可能性が出てきます。健康のために牛乳を飲むのであれば、自分に合った適量に留めることが大切です。
牛乳を飲まない方がいい人の特徴とは
賛否両論の牛乳ですが、以下のような人は飲むのを控えた方がよいでしょう。
- 牛乳を飲むとお腹を下しやすい人
- アレルギー症状を引き起こしてしまう人
- コレステロール値が気になっている人
牛乳を飲むとお腹を下しやすい人
牛乳を飲むとお腹を下してしまいやすい人は、乳糖不耐症の可能性があるので飲まない方がよいでしょう。
無理に牛乳を飲むと、消化不良によって長時間お腹の調子を悪くしてしまうので注意が必要です。オーツミルクや豆乳など、その他のミルクに代替することをおすすめします。
アレルギー症状を引き起こしてしまう人
乳製品アレルギーの人は、牛乳を飲まない方がよいでしょう。
また、チーズやヨーグルトなど、牛乳以外の乳製品でもアレルギー反応が引き起こされる可能性があります。人によっては重度のアレルギー反応が出ることもあるので、牛乳を飲みたい方は信頼できる医師へ相談するようにしましょう。
牛乳を飲まないことで不足しがちな栄養成分については、別の食材やサプリなどで補うのがおすすめです。
コレステロール値が気になっている人
牛乳にはコレステロールが含まれているため、コレステロール値が気になる方は飲むのを控えた方がよいです。
牛乳をはじめ動物性ミルクはコレステロールが含まれているので、植物性のミルクに代用するとよいでしょう。
牛乳が心配な人には植物性ミルクという選択肢も
牛乳が体に悪いのではと心配な方は、植物性ミルクという選択肢もあります。
ここでは植物性ミルクの特徴について見ていきましょう。
- 乳糖不耐症や乳製品アレルギーでも安心
- コレステロールフリー
- 好みの原材料から選べる
乳糖不耐症や乳製品アレルギーでも安心
植物性ミルクは、牛乳に含まれる乳糖や乳製品特有のタンパク質が含まれていません。そのため、乳糖不耐症や乳製品アレルギーのある人でも安心して飲めるのが特徴です。
ただし、大豆やナッツなどの原材料にアレルギーを持っている方もいるため、自分に合った植物性ミルクを選ぶようにしましょう。
コレステロールフリー
植物性ミルクはコレステロールフリーなので、心臓病や高コレステロール血症のリスクが高い人でも安心して飲めるのがメリットです。
動物性の食品に含まれる飽和脂肪やコレステロールは、心血管疾患のリスクになる要因になるとも言われています。この点、植物性ミルクは飽和脂肪やコレステロールを含んでいないため、よりヘルシーな飲み物と言えるでしょう。
好みの原材料から選べる
植物性ミルクはオーツ麦、大豆、アーモンドなど、さまざまな原材料から作られています。
そのため、好みの味や栄養素などを選ぶことができるのも魅力です。また、コーヒーや紅茶などと混ぜたり、料理のアクセントとして活用したりと重宝します。栄養成分もさまざまなので、自分に合った植物性ミルクを選べるのも楽しみの1つです。
牛乳のかわりとして人気の植物性ミルク
ここでは、牛乳の代替ミルクとして人気の植物性ミルクを4つ紹介します。
- オーツミルク
- ライスミルク
- 豆乳
- アーモンドミルク
オーツミルク
オーツミルクは、オーツ麦を原材料に作られた植物性ミルクです。
水溶性食物繊維の一種であるβグルカンが含まれており、腸内環境の改善や免疫力アップ、肌質改善などの効果が期待できます。生活習慣病やコレステロール値が気になる方にもおすすめです。
オーツ麦自体にクセがないため、そのままでも飲みやすいのもポイント。素朴な甘みやクリーミーさを感じられるので、牛乳のような満足感が得られます。
牛乳と同じく、コーヒーや紅茶との相性も抜群です。
ライスミルク
ライスミルクはお米や玄米を原材料に作られた植物性ミルクです。
お米は低アレルゲン食品なので、小麦やナッツ類にアレルギーがある人でも安心して飲めるでしょう。お米由来のオリゴ糖が摂れるため、腸内環境を整える効果が期待できます。
あっさりした味わいながら、お米が持つ甘みを楽しめるのがライスミルクの特徴です。クセがほとんどないので、オーツミルクと同じく飲みやすい植物性ミルクと言えるでしょう。
豆乳
豆乳は大豆を原材料に作られた植物性ミルクです。
植物性タンパク質や抗酸化物質のイソフラボンなどが含まれており、肌質の改善やアンチエイジング効果などが期待できます。
しかし、豆乳には大豆特有の青臭さがあるため好みがわかれやすいです。
飲みやすくするために油や砂糖などを加えているものもありますが、カロリーや脂質が高くなりやすいので、ヘルシー志向の方は無調整の豆乳を選ぶようにしましょう。
アーモンドミルク
アーモンドミルクは、アーモンドを原材料に作られた植物性ミルクです。
ビタミンEやオレイン酸などが含まれており、抗酸化作用や生活習慣病の予防効果などが期待できます。カロリーや脂質が低い反面、あっさりした味になっており、甘みやクリーミーさはほとんどありません。
豆乳と同じく味が調整されているアーモンドミルクも多いので、健康目的の方はできるだけシンプルな原材料のものを選ぶことが大切です。
Earth MILKの植物性ミルクはシンプルな原材料で安心!
牛乳のかわりとして植物性ミルクを探している方はEarth MILKがおすすめです。
Earth MILKでは、オーツミルクとライスミルクの2種類を扱っています。オーツミルクはオーツ麦と酵素のみ、ライスミルクは国産米と酵素のみで作られているためヘルシーなのも魅力です。
ここではEarth MILKの2種類の植物性ミルクについて紹介します。
OAT MILK BASE(オーツミルクベース)
Earth MILKのオーツミルクは、以下の2種類から好みのものを選べるようになっています。
OAT MILK BASE
OAT MILK BASEは、自然な甘さが魅力的なオリジナルのオーツミルクです。
OAT MILK BASEシリーズの中でも1番人気の商品で、はじめて購入する方にもおすすめです。
お湯に混ぜて5分おくことで、オーツミルクの甘さをお楽しみいただけます。Earth MILKシェイカーを利用すると簡単に作れるので、朝食やおやつの置き換えにおすすめです。
OAT MILK BASE オーガニック
OAT MILK BASE オーガニックは、有機栽培の北米産オーツ麦を100%使用した有機JAS認証取得済みのプレミアムタイプです。
オーガニックのオーツ麦を使用しており、お客様によっては「少しあっさりした味わい」とおっしゃる方もおられます。オリジナルタイプ以外も試してみたいという方は、ぜひご検討ください。
RICE MILK BASE(ライスミルクベース)
RICE MILK BASEは、国産米の粉末と酵素のみで作られた粉末タイプのライスミルクです。
お米を飲んでいるような味わいが特徴で、クリーミーな舌触りと甘みが感じられます。
Earth MILKの作り方
Earth MILKの作り方は以下の通りです。
- Earth MILKシェイカーのCOLDの線まで水を入れる
- 粉を入れて5秒間シェイクする
- HOTの線まで沸騰したお湯を入れ、さらに軽くシェイクする
- 5分待てば完成
LATTE BASE(ラテベース)
LATTE BASEは、オーツミルクまたはライスミルクを手軽に味変できるパウダーです。
100mlに対して4g加えてよく混ぜるだけで完成します。
LATTE BASEは以下4つから選べます。
- チャイパウダー
- ほうじ茶パウダー
- 黒豆パウダー
- 抹茶パウダー
その日の気分に合わせて、好みの味を追加してみてください。
まとめ
牛乳は体に悪いという情報は科学的根拠がなく、真実とは言い難いでしょう。
しかし、牛乳を飲みすぎれば、特定の栄養を過剰摂取することになります。その結果として、体に悪い影響が出ることは想像に難しくありません。そのため、牛乳を飲む際は自分に合った適量に留めておき、過剰に摂取しないことが大切です。
牛乳を飲むとお腹を下してしまう方や、コレステロールを摂りたくない方は、Earth MILKの植物性がおすすめです。
シンプルな原材料から作られたオーツミルクとライスミルクは、長期的に安心して飲めるメリットがあります。牛乳の健康効果が心配な方は、この機会に植物性ミルクのある生活をはじめてみてはいかがでしょうか。