オーツ麦とオーツミルクの違いとは?特徴やメリット・デメリットを紹介
「オーツミルクの原材料は何からできているんだろう?」
「麦からできたミルクが健康的って聞いたんだけど本当かな?」
植物性ミルクの中でも新参者のオーツミルクは、近年注目を集めるようになりました。しかし、植物性ミルクにはさまざまな種類があるため、何がどのように違うのかわからない方も多いでしょう。
具体的なメリットや注意点などを理解しておけば、自分に合ったチョイスができるようになるはずです。
そこで本記事では、オーツミルクの原材料についてや効果、その他のミルクとの違いなどについて解説します。
オーツミルクはオーツ麦を使った植物性ミルク!
ここでは「オーツミルクって何?」や「何が原材料なの?」といった疑問を解消しておきましょう。
- そもそもオーツ麦とは
- オーツミルクの特徴
- オートミールとオーツミルクの違い
そもそもオーツ麦とは
オーツ麦は、主にロシアやアメリカ、カナダ、ヨーロッパ諸国で栽培されている穀物です。
血糖値の急激な上昇を防ぐ低GI食品であるオーツ麦は、満腹感を持続させたり、糖尿病のリスクを軽減したりなどの効果があるとされています。
食物繊維も豊富に含んでおり、腸内環境の改善にも役立つでしょう。
オーツ麦は大豆やナッツのようなクセがなく、優しい甘みを持っています。栄養価が高く味のバランスも整っているため、健康食品として世界的に注目を集めているのです。
オーツミルクの特徴
オーツミルクは、オーツ麦を原材料として作られた植物性の飲み物です。
オーツ麦のでんぷんを酵素で糖化させることによって作られます。オーツ麦が原材料なのでクセがなく、素朴な甘みとクリーミーな舌触りが特徴です。
植物から作られたミルクのため、乳製品アレルギーや乳糖不耐症の方でも安心して飲めます。
コーヒーや紅茶とミックスしたり、料理に加えたりなど、万能な使い方ができるのもオーツミルクならではです。
オートミールとオーツミルクの違い
オートミールは、オーツ麦を食事用に加工した食べ物です。具体的には、オーツ麦から外の硬い殻を剥いた「オートグローツ」を食べやすく加工したものがオートミールになります。
そのままだとパサパサしているので、水やミルクで柔らかくなるまで煮込むのが一般的な食べ方です。
オーツミルクは前述した通り、オーツ麦から作られた飲み物になります。
オーツミルクならではのメリット5つ
オーツミルクのメリットを5つ紹介します。
- 便秘解消効果が期待できる
- 生活習慣病の予防に役立つ
- ダイエット効果も期待できる
- 料理に使いやすい
- 地球環境に優しい
便秘解消効果が期待できる
オーツミルクを飲むことで、便秘解消効果が期待できます。
これはオーツミルクに含まれている水溶性食物繊維「βグルカン」が大きく関係しています。βグルカンには、体内で水分を吸収してゲル状になり、便を柔らかくする効果があるのです。これにより、腸壁に対してもすべりやすくなり、排便を促進しやすくしてくれます。
腸内の善玉菌のサポートもしてくれるので、腸内環境を整えてくれるでしょう。
生活習慣病の予防に役立つ
オーツミルクには、必須脂肪酸の一種である不飽和脂肪酸が含まれており、血圧を下げたり悪玉コレステロールを低下させたりする効果が期待できます。
心臓病や糖尿病、肥満などの生活習慣病が気になる方は、オーツミルクを取り入れるとよいでしょう。
ダイエット効果も期待できる
オーツミルクは牛乳と比べて低カロリーで脂質も少ないです。牛乳を日常的に飲んでいた方は、オーツミルクにするだけで手軽にカロリーオフできます。
食物繊維が豊富でゆっくり消化されることから、満腹感が持続しやすいのもダイエット効果を高めるポイントです。血糖値の急上昇が抑えられるため、インスリンの分泌を抑制して、体に脂肪が蓄積されるのを抑制する効果も期待できます。
料理に使いやすい
オーツミルクはクセがないため、料理のアクセントとしても使いやすいです。
自然な甘みとクリーミーな質感はスープや焼き菓子、デザートなど、さまざまな料理に活用できます。豆乳やアーモンドミルクのようなクセが苦手な方は、オーツミルクが最適と言えるでしょう。
地球環境に優しい
オーツミルクは、牛乳よりも生産に必要な土地や水が少なく、温室効果ガスの排出量も少ないのが特徴です。
人の健康だけでなく、地球にも優しいことからSDGsの観点からも注目されています。
オーツミルクのデメリット3つ
オーツミルクのデメリットを3つ紹介します。
- 糖質量が多い
- タンパク質が少ない
- 添加物が含まれている製品がある
糖質量が多い
オーツミルクは糖質が多いという特徴があります。牛乳よりも低カロリーですが、糖質が気になる方は飲み過ぎに注意が必要です。
ただし、オーツ麦は低GI食品なので、血糖値の急上昇を抑制してくれる効果も期待できます。
タンパク質が少ない
オーツミルクは、豆乳や牛乳と比べてタンパク質が少ないです。タンパク質をたくさん摂りたい方は、その他の食事と合わせて栄養バランスを補いましょう。
高タンパクな食材にオーツミルクを組み合わせることで、食物繊維たっぷりのヘルシーフードを楽しめます。
添加物が含まれている製品がある
市販のオーツミルクの中には、保存料や乳化剤などの添加物が含まれているものもあります。
また、味を整えるために油や砂糖が入っているオーツミルクもあるのです。油や砂糖が入っているとカロリーが高くなってしまいます。
ダイエット中の方や余計なものを体に入れたくない方は、シンプルな原材料のオーツミルクを選ぶようにしましょう。
オーツミルクと他のミルクとの違い
出典
・オーツミルク:食品成分データベース(オーツ麦30g換算)
・牛乳:食品成分データベース
・豆乳:食品成分データベース
・アーモンドミルク:グリコ アーモンド効果 砂糖不使用
ここでは、オーツミルクとその他のミルクの違いについて紹介します。
上の表はオーツミルク、牛乳、豆乳、アーモンドミルクの栄養成分を比較したものです。以下で各ミルクとの違いを詳しく見ていきましょう。
牛乳とオーツミルクの違い
250mlあたり |
オーツミルク |
牛乳 |
エネルギー |
105kcal |
153kcal |
炭水化物 |
20.7g |
12.0g |
糖質 |
17.9g |
12.0g |
食物繊維 |
2.8g |
0g |
タンパク質 |
4.1g |
8.3g |
脂質 |
1.7g |
9.5g |
コレステロール |
0mg |
30mg |
オーツミルクは牛乳と比べてカロリーと脂質が少ないのがポイントです。乳製品アレルギーや乳糖不耐症の人でも安心して飲めます。
クセがなく甘みとクリーミーさが楽しめるのもオーツミルクの特徴です。
牛乳は乳牛から作られる動物性ミルクなので、まろやかでコクのある味わいがあります。タンパク質が豊富なメリットがあるものの、カロリー、脂質、コレステロールなどが高めです。
健康を意識している方は、オーツミルクを試してみるとよいでしょう。
豆乳とオーツミルクの違い
250mlあたり |
オーツミルク |
豆乳 |
エネルギー |
105kcal |
110kcal |
炭水化物 |
20.7g |
7.8g |
糖質 |
17.9g |
7.3g |
食物繊維 |
2.8g |
0.5g |
タンパク質 |
4.1g |
9.0g |
脂質 |
1.7g |
5.0g |
コレステロール |
0mg |
0mg |
豆乳は大豆から作られた植物性ミルクです。
オーツミルクと比べてタンパク質が多く含まれています。大豆特有の青臭さがあるため、好みが分かれやすいです。市販の豆乳には油や砂糖、香料などで味が調製されたものもあります。カロリーを気にする方は気をつけましょう。
「クセがない味で食物繊維をたくさん摂りたい方はオーツミルク」「タンパク質を摂りたい方は豆乳」といったイメージで使い分けるのもおすすめです。
アーモンドミルクとオーツミルクの違い
250mlあたり |
オーツミルク |
アーモンドミルク |
エネルギー |
105kcal |
49kcal |
炭水化物 |
20.7g |
4.9g |
糖質 |
17.9g |
1.1g |
食物繊維 |
2.8g |
3.8g |
タンパク質 |
4.1g |
1.3g |
脂質 |
1.7g |
3.7g |
コレステロール |
0mg |
0mg |
アーモンドミルクは、アーモンドから作られた植物性ミルクです。
カロリーが低く糖質や炭水化物も少なくなっています。味はナッツの風味が強く、甘さやクリーミーさはありません。また、オーツミルクは食物繊維が豊富ですが、アーモンドミルクは非常に少ないので添加されていることがほとんどです。
自然派の方で食物繊維を摂りたい方は、添加物の少ないオーツミルクをおすすめします。
オーツミルクを使ったアレンジレシピ3選
ここでは、オーツミルクのアレンジレシピを紹介します。
- オーツミルクのポタージュ
- オーツミルクホワイトソース
- オーツミルクモッツァレラチーズ(ヴィーガンチーズ)
オーツミルクのポタージュ
オーツミルクで作る優しい味のポタージュです。
【材料】(2人分)
- 玉ねぎ・・・1/4個
- じゃがいも・・・1個
- オーツミルク・・・250ml
- 水・・・150ml
- 野菜ブイヨン・・・5g
- 塩・・・適量
-
パセリ・・・適量
【作り方】
- 玉ねぎをみじん切りし、じゃがいもは一口大に切る
- 鍋に水を入れ、1を入れて煮る
- じゃがいもがやわらかくなったらオーツミルク、野菜ブイヨン、塩を入れる
- 3をブレンダーにかけたあと、鍋に戻し中火で温める
- 温まったらお皿に盛り、パセリを添えたら完成
オーツミルクホワイトソース
グラタンやラザニアなどに使えるホワイトソースです。
【材料】(1人分)
- オーツミルク・・・250ml
- 小麦粉(片栗粉を適量追加するととろみが増します)・・・40g
- オリーブオイル・・・大さじ1
- 塩胡椒・・・少々
- ナツメグ・・・少々
【作り方】
Earth MILKのオーツミルクを利用する場合は、一度85℃以上にして(Earth MILKマグケトルで対応可)酵素を失活させてからご利用ください。
- フライパンにオリーブオイルを入れ、小麦粉(片栗粉も)を炒める
- 1にオーツミルクを加えて煮詰める
- 塩胡椒、ナツメグで味を調えて完成
オーツミルクモッツァレラチーズ(ヴィーガンチーズ)
オーツミルクで作るモッツァレラチーズです。サラダのトッピングなどにも。
【材料】(1人分)
- オーツミルク(Earth MILK)・・・200ml
- 白味噌・・・大さじ3
- 片栗粉・・・大さじ2
- オリーブオイル・・・大さじ1
- 塩・・・小さじ½
- 粉寒天・・・小さじ1/4
【作り方】
- Earth MILKを2倍の濃さで作る(水200mlに大さじすりきり10杯)
- すべての材料をミキサーにかける
- 2を小鍋に移し、弱~中火にかけて、とろみがつくまで混ぜる
- 3をキッチンペーパーやラップを敷いた方に流しいれ、冷蔵庫で冷やれば完成(サラダに加えたり、パンに乗せたり、ピザのトッピングにも◎)
オーツミルクを美味しく飲むならEarth MILK
シンプルな材料で作られたオーツミルクを美味しく味わうなら、Earth MILKのオーツミルクがおすすめです。
ここでは、Earth MILKのオーツミルクについて紹介します。
- オーツ麦と酵素のみで体に優しい
- 2種類のオーツミルクから選べる
- 定期便で安く購入できる
オーツ麦と酵素のみで体に優しい
Earth MILKのオーツミルクは、オーツ麦と酵素のみで作られています。
保存料や乳化剤はもちろん、油や砂糖なども一切加えていないため、素材本来の味が楽しめます。酵素によって甘みを引き出しているのもポイントです。
また、Earth MILKのオーツミルクは粉末タイプなので、飲みたい分だけ作れます。作りすぎて飲みきれないといった心配がなく、いつでもできたてのオーツミルクを味わえるのがメリットです。
開封後の日持ちもよく常温保存が可能なので、保管スペースに困ることもありません。
2種類のオーツミルクから選べる
Earth MILKのオーツミルクは、以下から選べます。
OAT MILK BASE
OAT MILK BASEは、自然な甘さが魅力的なオリジナルのオーツミルクです。
OAT MILK BASEシリーズの中でも1番人気の商品で、はじめて購入する方にもおすすめです。
お湯に混ぜて5分おくことで、オーツミルクの甘さをお楽しみいただけます。Earth MILKシェイカーを利用すると簡単に作ることができるので朝食やおやつの置き換えにおすすめです。
OAT MILK BASE オーガニック
有機栽培の北米産オーツ麦を100%使用したプレミアムタイプです。
オーガニックのオーツ麦を使用しており、お客様によっては「少しあっさりした味わい」とおっしゃる方もおられます。オリジナルタイプ以外も試してみたいという方は、ぜひご検討ください。
Earth MILKのオーツミルクの作り方
Earth MILKの作り方は以下の通りです。
- Earth MILKシェイカーのCOLDの線まで水を入れる
- OAT MILK BASE を入れてシェイクする
- HOTの線まで沸騰したお湯を入れ、さらに軽くシェイクする
- 5分待てば完成
定期便で安く購入できる
Earth MILKでは、通常価格の15%オフでオーツミルクを購入できる定期便サービスも提供しています。
- 1ヶ月、2ヶ月のコースから選択可能
- 3点以上自由に組み合わせて購入できる
- 最低購入回数制限なし
- 送料無料
単品よりも安い価格で購入でき、専用のシェイカーもついてくるお得な内容になっています。
長期的にオーツミルクを取り入れたい方は、お得な定期便サービスをご利用ください。
まとめ
オーツミルクはクセがなく、自然な甘さとクリーミーな舌触りが特徴的な植物性ミルクです。
低GI食品のオーツ麦から作られているため、血糖値の急上昇を抑制してくれる効果が期待できます。豊富に含まれる食物繊維は、便秘改善やダイエットにも役立つでしょう。コレステロールフリーなので、生活習慣病が気になる方にもおすすめです。
Earth MILKのオーツミルクは、余計な添加物が含まれていないシンプルなオーツミルクになります。
低カロリーで脂質が少なく、それでいて甘みを感じられるバランスの良さが魅力です。粉末タイプなので、いつでもフレッシュなオーツミルクを好きな分だけ作れます。ドリンクだけでなく料理のアクセントとして活用するのもよいでしょう。
少しでも興味を持っていただいた方は、ぜひEarth MILKをお試しください。