植物性ミルクのデメリットは?【4種類の植物性ミルクを牛乳と比較解説】
「植物性ミルクにはデメリットがあるのだろうか?」
「自分に合った植物性ミルクが知りたい」
最近では、スーパーやコンビニでも手軽に入手できるようになってきた植物性ミルク。
ヘルシー志向の方を中心に注目を集めていますが、人によってはデメリットに感じるポイントもあるでしょう。予め、植物性ミルクならではの特徴を理解しておけば、植物性ミルクを安心して選ぶことができます。
本記事では、植物性ミルクのデメリットとメリットや、人気の植物性ミルクの特徴を紹介します。
植物性ミルクとは
植物性ミルクとは、オーツ麦や大豆、米、アーモンドなど、植物を原料に作られた飲み物のことです。
コレステロールフリーで食物繊維などの栄養が豊富なことから、牛乳の代替ミルクとして注目を集めています。多くの植物性ミルクは牛乳よりも低カロリーで脂質が少ないため、ダイエット中の方や、健康を意識している人にも人気です。
そのまま飲むのはもちろん、コーヒーや紅茶とミックスしたり料理に加えたりと、幅広い使い方ができます。
植物性ミルクのデメリット
植物性ミルクには、以下のようなデメリットがあります。
- 牛乳より割高な商品が多い
- 植物性ミルクならではのクセがあるミルクもある
- アレルギー物質を含む植物性ミルクもある
- 味が調整されている植物性ミルクがある
牛乳より割高な商品が多い
植物性ミルクの多くは、牛乳の価格より高いです。
長い歴史を持つ牛乳は消費量も多く、その分大量生産されているという特徴があります。この点、植物性ミルクは市場規模が牛乳と比較して生産量が少なく割高になってしまいがちです。
ただし、健康面や環境負荷が少ないなどのメリットもあります。
市場規模が広がりつつある近年では、安価で購入できる植物性ミルクも増えてきました。
植物性ミルクならではのクセがあるミルクもある
豆乳やアーモンドミルクなど、原材料特有のクセがある植物性ミルクもあります。
そのため、牛乳と同じ味を想像して飲むと驚くかもしれません。
一方で、オーツミルクやライスミルクなど、クセのない植物性ミルクもあります。クセが気になる方は、オーツミルクやライスミルクから試してみるとよいでしょう。
アレルギー物質を含む植物性ミルクもある
植物性ミルクのなかには、以下のようにアレルギー反応が出るものもあります。
- 豆乳:大豆アレルギー
- アーモンドミルク:ナッツアレルギー
大豆やナッツにアレルギーを持っている方は、その他の植物性ミルクを試してみるのがおすすめです。
また、オーツミルクは小麦製品と同じ工場でオーツ麦を加工することもあるため、ごく稀に小麦が混入する可能性があります。
グルテンアレルギーを持っている方は、グルテンフリーのオーツミルクを選ぶと安心です。ライスミルクに関しても、製造会社によって小麦製品と同じ工場で加工されることもあるため、アレルギーをお持ちの方はグルテンフリーと記載された製品を選ぶようにしましょう。
味が調整されている植物性ミルクがある
植物性ミルクの中には、牛乳と同じく砂糖や油などで味が調整されているものがあります。
ヘルシー志向の人やダイエット志向の人にとってはデメリットになるでしょう。また、保存料や乳化剤などが添加されている植物性ミルクもあります。
シンプルな原材料の植物性ミルクをお求めの方は、成分表を確認して添加物が少ない物を選びましょう。
植物性ミルクのメリット
デメリットと合わせて、植物性ミルクのメリットも見ておきましょう。
- 乳製品アレルギーでも安心
- 低カロリーで脂質が少ない
- バリエーションが豊富
乳製品アレルギーでも安心
植物性ミルクはカゼインや乳糖が含まれていないため、乳製品アレルギーや乳糖不耐症の方でも安心して飲めるのがメリットです。
牛乳を飲むとお腹を下してしまう方は、植物性ミルクを試してみることをおすすめします。
低カロリーで脂質が少ない
植物性ミルクは、牛乳と比べて低カロリーで脂質が少ないです。
牛乳と人気の植物性ミルクのカロリーと脂質を表にまとめました。
250mlあたり |
エネルギー |
脂質 |
牛乳 |
153kcal |
9.5g |
オーツミルク |
105kcal |
1.7g |
ライスミルク |
118kcal |
2.4g |
豆乳 |
110kcal |
5.0g |
アーモンドミルク |
49kcal |
3.7g |
出典
牛乳:食品成分データベース
オーツミルク:食品成分データベース(オーツ麦30g換算)
ライスミルク:USDA
豆乳:食品成分データベース
アーモンドミルク:グリコ アーモンド効果 砂糖不使用
牛乳と比べて、植物性ミルクはカロリー、脂質ともに低いことが分かります。
普段から牛乳を飲んでいた方は、植物性ミルクに代えるだけで手軽にカロリーオフできるのも魅力です。
バリエーションが豊富
植物性ミルクは、動物性ミルクと比較して様々な種類や選択肢があります。
そのため味や栄養成分など、自身に合った好みの植物性ミルクを選びやすいのもメリットと言えるでしょう。
植物性ミルクおすすめ4種類【カロリー・栄養を比較】
人気の植物性ミルクを4つ比較しました。
250mlあたり |
オーツミルク |
ライスミルク |
豆乳 |
アーモンドミルク |
エネルギー |
105kcal |
118kcal |
110kcal |
49kcal |
炭水化物 |
20.7g |
23g |
7.8g |
4.9g |
糖質 |
17.9g |
22.3g |
7.3g |
1.1g |
食物繊維 |
2.8g |
0.8g |
0.5g |
3.8g |
タンパク質 |
4.1g |
0.8g |
9.0g |
1.3g |
脂質 |
1.7g |
2.4g |
5.0g |
3.7g |
コレステロール |
0mg |
0mg |
0mg |
0mg |
出典
牛乳:食品成分データベース
オーツミルク:食品成分データベース(オーツ麦30g換算)
ライスミルク:USDA
豆乳:食品成分データベース
アーモンドミルク:グリコ アーモンド効果 砂糖不使用
植物性ミルク①オーツミルク
オーツミルクは、オートミールでお馴染みのオーツ麦を原材料に作られた植物性ミルクです。
オーツミルクのメリット
- 脂質が低い
- 食物繊維が豊富
- 自然の甘みとクリーミーさがある
オーツミルクのデメリット
- 糖質が多い
- タンパク質が少ない
オーツミルクと牛乳の栄養素を比較
250mlあたり |
オーツミルク |
牛乳 |
エネルギー |
105kcal |
153kcal |
炭水化物 |
20.7g |
12.0g |
糖質 |
17.9g |
12.0g |
食物繊維 |
2.8g |
0g |
タンパク質 |
4.1g |
8.3g |
脂質 |
1.7g |
9.5g |
コレステロール |
0mg |
30mg |
牛乳よりも脂質が低く低カロリーのため、ヘルシー志向の方からも人気を集めています。また、オーツ麦自体にクセがないため、はじめての植物性ミルクにもおすすめです。
植物性ミルク②ライスミルク
ライスミルクは、米や玄米が原材料の植物性ミルクです。
ライスミルクのメリット
- 低アレルゲン食品
- 脂質が低い
- 自然な甘みがある
ライスミルクのデメリット
- 糖質が多い
- タンパク質が少ない
ライスミルクと牛乳の栄養素を比較
250mlあたり |
ライスミルク |
牛乳 |
エネルギー |
118kcal |
153kcal |
炭水化物 |
23g |
12.0g |
糖質 |
22.3g |
12.0g |
食物繊維 |
0.8g |
0g |
タンパク質 |
0.8g |
8.3g |
脂質 |
2.4g |
9.5g |
コレステロール |
0mg |
30mg |
オーツミルク同様、クセのない味わいと低アレルゲンな点が特徴です。
植物性ミルク③豆乳
豆乳は、大豆が原材料の植物性ミルクです。
豆乳のメリット
- タンパク質が豊富
- 料理との相性がいい
豆乳のデメリット
- 調整豆乳だと砂糖・食塩・油などが含まれている
- 大豆アレルギーの人は飲めない
- 青臭さがある
豆乳と牛乳の栄養素を比較
250mlあたり |
豆乳 |
牛乳 |
エネルギー |
110kcal |
153kcal |
炭水化物 |
7.8g |
12.0g |
糖質 |
7.3g |
12.0g |
食物繊維 |
0.5g |
0g |
タンパク質 |
9.0g |
8.3g |
脂質 |
5.0g |
9.5g |
コレステロール |
0mg |
30mg |
豆乳は植物性ミルクの中でもタンパク質が多いです。ただし大豆特有の青臭さがあるため、好みが分かれる植物性ミルクでもあります。
植物性ミルク④アーモンドミルク
アーモンドミルクは、名前の通りアーモンドを原材料に作られた植物性ミルクです。
アーモンドミルクのメリット
- 低カロリー
- ビタミンEが豊富
- ミネラルも含まれている
アーモンドミルクのデメリット
- タンパク質が少ない
- 味を調整されている製品が多い
アーモンドミルクと牛乳の栄養素を比較
250ml |
アーモンドミルク |
牛乳 |
エネルギー |
49kcal |
153kcal |
炭水化物 |
4.9g |
12.0g |
糖質 |
1.1g |
12.0g |
食物繊維 |
3.8g |
0g |
タンパク質 |
1.3g |
8.3g |
脂質 |
3.7g |
9.5g |
コレステロール |
0mg |
30mg |
植物性ミルクの中でも低カロリーなのが特徴ですが、その分あっさりした味になるため、調整されたものも多いです。
ダイエット目的の方は、砂糖不使用で低カロリーのものを選ぶようにしましょう。
植物性ミルクについてよくある質問
植物性ミルクに関するよくある質問をまとめました。
- 植物性ミルクはどのように選べばいいですか?
- オーツミルクに危険性はありますか?
- オーツミルクに血圧を下げる効果はありますか?
植物性ミルクはどのように選べばいいですか?
健康目的で植物性ミルクを選ぶのであれば、添加物が少ないシンプルな植物性ミルクを選ぶのがおすすめです。
前述した通り、植物性ミルクの中には油や砂糖、乳化剤などを含んでいるものがあります。飲みやすくはなるもののカロリーが高くなる原因にもなるため、健康目的やダイエット目的の方は、添加物が少ない植物性ミルクをおすすめします。
オーツミルクに危険性はありますか?
オーツミルク自体に危険性はありません。
しかし、食物繊維が豊富なことから、飲み過ぎるとお腹を下すこともあります。また、小麦製品と同じ工場でオーツ麦を加工されるケースもあるため、グルテンアレルギーの方は、グルテンフリーのオーツミルクを選ぶとよいでしょう。
オーツミルクに血圧を下げる効果はありますか?
オーツミルクは必須脂肪酸の一種である不飽和脂肪酸や、水溶性食物繊維のβグルカンを含んでおり、悪玉コレステロールの抑制効果があるとされています。
悪玉コレステロールが低下すると、血管の健康を改善して血圧を下げる効果が期待できるのです。
そのため、生活習慣病が気になる方にもオーツミルクはおすすめと言えるでしょう。
植物性ミルク初心者には「Earth MILK」がおすすめ
植物性ミルクの種類は多いため、どれを選んでいいのか悩んでいる方もいるでしょう。
そんな方におすすめしたいのが保存料、香料、油が無添加で余計なものが含まれていないEarth MILKです。
Earth MILKでは、オーツミルクとライスミルクの2種類があります。
ここでは、2つの植物性ミルクと混ぜるだけでラテが作れるパウダーを紹介します。
OAT MILK BASE(オーツミルクベース)
Earth MILKのOAT MILK BASEは、次の2種類から選べます。
①OAT MILK BASE
OAT MILK BASEは、自然な甘さが魅力的なオリジナルのオーツミルクです。
OAT MILK BASEシリーズの中でも1番人気の商品で、はじめて購入する方にもおすすめです。
お湯に混ぜて5分おくことで、オーツミルクの甘さをお楽しみいただけます。朝食やおやつの置き換えにおすすめです。
②OAT MILK BASE オーガニック
有機栽培の北米産オーツ麦を100%使用したプレミアムタイプです。
オーガニックのオーツ麦を使用しており、お客様によっては「少しあっさりした味わい」とおっしゃられる方もおられます。オリジナルタイプ以外も試してみたいという方は、ぜひご検討ください。
Earth MILKのオーツミルクの作り方
Earth MILKの作り方は以下の通りです。
- 専用シェイカーに70mlの水を入れる
- OAT MILK BASEを24g入れる
- 沸かしたお湯を130ml入れる
- 軽くかき混ぜて5分待てば完成
RICE MILK BASE(ライスミルクベース)
国産米の粉末と酵素のみで作られた粉末タイプのライスミルクです。
お米を飲んでいるような味わいが特徴で、クセがなく低アレルギーの植物性ミルクになります。
Earth MILKのライスミルクの作り方
Earth MILKのライスミルクの作り方は、以下のようにオーツミルクと同じです。
- 専用シェイカーに70mlの水を入れる
- RICE MILK BASEを24g入れる
- 沸かしたお湯を130ml入れる
- 軽くかき混ぜて5分待てば完成
LATTE BASE(ラテベース)
オーツミルクまたはライスミルク100mlに対して、LATTE BASEを4g加えてよく混ぜるだけでラテが完成します。
種類は以下の3つです。
- LATTE BASE チャイパウダー
- LATTE BASE ほうじ茶パウダー
- LATTE BASE 黒豆パウダー
その日の気分で好みの味をお楽しみいただけます。
まとめ
植物性ミルクの中には、原材料特有のクセが気になるものもあります。また、商品によっては油や砂糖などで味が調整された植物性ミルクもあるため、人によってはデメリットになることもあるでしょう。
しかし、乳製品アレルギーや乳糖不耐症の方でも安心して飲めたり、低カロリーで脂質が少ないといったメリットもあります。
健康を気にする方やダイエット目的の方にとっては、植物性ミルクがおすすめです。
はじめて植物性ミルクをお試しの方は、クセがなく素朴な甘味が味わえるEarth MILKのオーツミルクとライスミルクをご検討ください。砂糖不使用で油や保存料も含まれていないため、素材本来の味をお楽しみいただけます。
日々の生活に植物性ミルクを取り入れて、ヘルシーライフをスタートさせてみてはいかがでしょうか。